最先端の排水処理技術でより良い社会を目指す

-実施例-

1.処理フロー

 @「分離装置」において原水中の分解性の悪い物質が分離されます。
 A分解性の悪い物質は「可溶化槽」において分解性の良い物質に転換されます。(加水分解などによる低分子化)
 B転換された分解性の良い物質と元の原水は合流し、酸発酵槽において有機酸への転換が行われます。
 CUASBーTLP(高負荷メタン発酵リアクター)において有機酸はメタンガスとCO2に転換されます。
 DUASBーTLPの処理水は下水放流であれば十分に基準を満たすのでそのまま放流することが可能です。
  本設備は河川放流であるため更に好気性処理+凝集処理後に放流となります。
 E発生したバイオガスはガスホルダーで一時貯留した後、発電機の燃料となります。

2.ランニングコスト(好気性処理との比較)

   好気性処理(活性汚泥法) 嫌気性処理(メタン発酵+回転児雷也) 
 コスト[円/年] CO2[t/年] コスト[円/年] CO2[t/年]
電力費  5,673,600 158  2,812,000  89
薬品費  3,722,000   4,496,000  
加温用蒸気費      1,298,000 60
汚泥処分費  10,950,000 86  3,650,000 29
売電収入     -6,938,000 -133
 合計  20,345,600 244  5,318,000 45

※各単価:電力費=18円/kWh、加温用蒸気=4円/kg(冬季4か月のみ使用)、汚泥処分費=30円/kg
     FIT売電価格=35円(売電90%、自家使用10%)
 CO2換算係数:電力=0.571kg-CO2/kWh、汚泥=236.4kg-CO2/t、蒸気=185kg-CO2/t

 好気性処理から嫌気性(メタン発酵)処理に切り替えることで電力費と汚泥処分費が減少、薬品費は微増となり新たに冬季のみ加温用蒸気が必要となります。FIT制度を利用することで売電収益が得られるため、合計では
20,345,600ー5,318,000=
15,027,600円/年のコスト削減効果があります。
 更にCO2発生量も244ー45=
199t/年削減することが可能となりました


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